秋葉原の駅構造と人と目と紙袋

工事が終わってから何度か乗り換えに使っていますが・・・やはり複雑に思う。


普段はそれ程気にしない。昇り降りが面倒だな、くらい。


今日、目の不自由な方がホームを探して困っていらした。
昭和通り側(ヨドバシのある方)の改札付近。


その方に声をかけ、山手線ホームへ一緒に向かう。


遠い。
人の流れがはやい。
・・・みんな、手荷物が多い・・・(かつ、堅い)。


歩きにくそうだったので「おつかまりになりますか?」と左腕を差し出す。
「よろしいですか?」とお応えになる。


自分の肩に掛けていたマンドリンケースにお気づきになり「何か楽器を?」と問いかけられる。
マンドリンです」と答える。「おぉ、私はヴァイオリンをやってますよ」との事。
マンドリンは、弾いた音が神秘的で良いですね」と言ってくれた。
「ヴァイオリンは弓が難しくて挫けてしまいました」そんな事しか言えなかった。


エスカレーターを昇って降りて。また昇って。


足元の変化に驚かれないように、3歩ほど先の情報をご報告。
左に曲がる時、ちょっとぶつかってしまった。


   ・・・


無事、目的のホームまで到着し、「ありがとうございます。もう大丈夫です」とお別れ。


ちょっと離れたところから電車に乗るのを見送って、目をつぶってみる。


歩けない。


入り組んだ構造。電車。人人人。紙袋。ダンボール。キャリー。台車。人人人。電車。


耳ってけっこうすごいな。


と、思いつつも、やっぱり恐い。


当たり前のようで、なかなか気づかない事もあるものだな。という事を忘れていたな。と気づいた午後でした。