デブサミ2009初日

雅叙園への入り方がいつもと違って、警備員さんに怒られる。

ついて早速、家庭内稟議が通っている分の本をまとめ買い。
予想外なことにサイン会が開かれたので、もちろん並んでいただいてきました。


サインしてもらうと、俄然読む気になります(積読せず、すぐ読み始める)。
10%OFFで買えることをみこして、amazon断ちしたかいがありました。


Rubyはこれからやってみようと思っているところなので、大変良い出だしぶり。
角谷さんは、以前クロスコミュニティカンファレンスでもサインをいただいたことを覚えていて下さいました。あの時空を超えた電波の熱いセッション後だったこともあり、ひどく感動。「今回は自腹ですね!」と、温かい突っ込みもいただきました。恐縮です。(「現場開発者の習慣」本も買いました!)
やっとむさんには、自分が某社新人の頃からお世話になっていて、今日久しぶりにお会いしました。おぉ。この安井さんは、あの安井さんなのかと、サイン会場でちょっとびっくり。髭がカッコ良かったです。


以下、セッションで心に残ったことなど。

時を超えたプログラミングの道への道 角谷さん

セッション中は、その電波(?)と情報量にビリビリしてしまった。いま改めて資料


http://www.slideshare.net/kakutani/way-to-timeless-way-of-programming?type=powerpoint


を見てみると、スライド最後の一文「Social Change starts with you.」への道が示されている(のだと思う)。
情報がいっぱい詰まっていて、きちんと本を読まないと本当の理解はできない気がする。けど、いいのだ。今はそのフォースを感じて、できるところからやっていこう。と、思った。亡びないために。

ブラウザJavaScript高速化JITバトル最終決戦 森田さん

ベンチマーク的な数値で様々な角度からブラウザを検証する、血みどろの戦いを予想していたのだけど、そうではなかった。各実装(Chrome,Firefox,Safari)がどんなアプローチ(実装や買収やパク(ry))で高速化を図っているかを知り、ブラウザ決戦をより楽しもうという話。
こうすれば高速になるよーとか、そういう実務的な話でもなく、徹頭徹尾「観戦の仕方」。
こういう角度でブラウザを見た事が無かったため、とても新鮮。
ただ、このセッションで得た知識を仕事に役だてることは、きっと相当難しい。(お仕事で中心にせざるを得ないIEは論外と言われてしまったし)

オブジェクト指向エクササイズのススメ 菅野さん/大村さん

正直なところ、自分がオブジェクト脳なのかよくわからない。ので、とても楽しみにしていたセッション。
セッション中で紹介されたエクササイズによる制約は

  • 1メソッド1インデント
  • プリミティブ型と文字列はラップする
  • ファーストクラスコレクションを使用する
  • 名前を省略しない
  • else句は使わない
  • すべてのエンティティ(要素)を小さく
  • 1行につき1ドットまで
  • getter/setter,プロパティを使用しない
  • 1クラスにつきインスタンス変数は2つまで

正直、きつい。ただし、これらを守ろうと考えに考えてた結果、さまざまな発見や工夫が生まれる。
この、制約から生まれる様々な発見という点は、なるほどなぁ。
自分の脳がこの制約を満たせているかというと…これからも精進しますとしか言えない。
全部は無理としても、これから心に留めてコードを書こう。納得のいく制約は大事だ。

株式会社はてなの開発戦略 舘野さん

gitの熱いはなし。
移行するきっかけや、メリット/デメリットを、はてなさんの切実な観点から。


ローカルにリポジトリがあって、気軽にコミットできるというのは大変魅力的で、
「リリース作業が大変なので、今はコミットしないで下さい!」と言われてしまうような境遇においては、特に生死にかかわる問題。eclipseのローカルヒストリに助けられたこと数知れず。


また、gitはブランチが超高速に作れるという点が強調されていた。
ブランチは敷居が高いと思っていたけど、gitでは色々と便利な事ができそうだとわかったので、来週あたりから早速ギットギトになってみよう。うちにはWindows機しかないけれど、めげずにやってみよう。