Seasar Conference 2008 Autumn
毎回楽しみなSeasarイベント。今回も参加することができました。
春と違ってセッションが色々あり、とても悩ましいところ。*1
AshikunepKotan
魔法環境の話。魔法といっても、現実の出来事を経営者兼開発者の視点で突っ込んで観察した結果のものであって、夢物語では全然なかった。
開発者の動きをそれとなくログにとって現状を分析。ちゃんと仕事してんだろーなーという上から目線の監視というよりは*2、
- 今、すっごい集中してるっぽい → 邪魔しないようにそっと手回し
- 今、こんな状態で手がとまった → もしかして、あなたはこんなサンプルを探していますか?
- なんか作業が終わったっぽい → 次、こんなことしたらいいんじゃないの?っていうご提案。
そういう環境を思いやりのある美しいUIで。
リポジトリからサンプルソースを提案するEclipseプラグインのデモを見ることができた。
何か書いてて、
ネットでサンプルを探し始める→目的を見失う→いい日旅立ち
というダメな私には、ぜひとも欲しい環境。職場で導入できるだろか。
T2
部品化指向のフレームワーク。
実現することとしない事を明確に絞り込んでいて、とてもすっきりした印象。
Webアプリの境界で薄くかぶさってくれる。
薄さにとても気を遣っていて、ほんと絶妙な良い具合だと思う。
時間をつくって是非ともソースを読みたいと思った。
cfneo
coldfusionには全く縁がないのだけれど、Webのテストにはとても興味があって受講。
言葉の端々にグっとくるものがあり、
- フレームワークって手間は省けるけど、開発プロセス全部の生産性に直結するかっていうとそうでもない。
- 実装だけ便利になりました。では、どうなのと。
- かえってコストになる部分もあるでしょと。*3
- ユーザが使い始めてはじめて、システムの寿命が始まるわけだろJK。
- デバッグ、仕様見直し、完成の分岐になる「評価」が最も肝心、大事。
などなど。
これでcoldfusionじゃなければ・・・と、思ってしまうのはいけないことかな。
むしろその制限が、この高みへと導いたのかな・・・
Jiemamy
正しく動くものが管理されたいよね。あたりまえだよね。
じゃ、DBスキーマ・データはきちんと管理されてますか?というところからスタート。
毎週のようにDBが変更されるのを経験している身としては、最初からホント痛み入る。
じまみは設定がXMLファイルで、コンフリクト起きたときにマージしやすいはずとか、細部まで意識してる。
「まだ本気で使わないでください」に漢を感じた。
内容もさることながら、スライドがものすごくかっこよかった。
プロジェクトのみんなに見てもらいたいセッションだった。
LT
近日公開
ものすごく楽しみ。枠で紹介して欲しいくらい萌えた。
たいけつしてた人らしい。
input→queue→outputのバッチ方式はなるほどと思った。
- 全ては定時退社のために
全プロジェクトメンバに見てもらいたいセッションだった。
カミサンが出ていかないためにも実践しよう。一家言持とう。
Win-Winな定時退社を。最適な定時退社を。
- さぼった
ツイッタとワッサを実によくなじむEclipse窓にしてご提供。
単体版を使うのは、自分にはけっこう勇気がいるかも。
AshikunepKotanとの相性が気になるところ。
- SDLoader
LT枠をぶっちぎる新しいメソッド。すばらしいラストが飾られた。こんなに笑ったのは久しぶり。
実は内容もすごいものだったはずなのだけど、ぶっとんでしまった。
そういう訳で、大満足のカンファレンスでした。
運営ならびに講演者のみなさま、ありがとうございました。